マンション管理士の仕事には、こんな目的もあります

マンション管理士は、マンション管理のコンサルタント・スペシャリストとしてあらゆる側面から、マンションの住民のために貢献する職業です。

ところで、一般にはマンション管理士の仕事内容はほとんど知られていないようです。この資格が制定されてから、まだ四半世紀と経っていないことがその原因のひとつかもしれませんが、この仕事に興味を持って受験しようかしまいか選ぼうとする人たちも、案外と気づいていない実態がたくさんあります。

ここでは、マンション管理士に期待される仕事・役割の中でとても大事なものを少し述べましょう。

◎マンションの資産額のキープ・向上

マンションという住居は、特に分譲で購入するとなると30年を超える長期の住宅ローンを組むこともまれではありません。
戸建て住宅には及ばないかもしれませんが、とにかく長い間暮らし続けるつもりで契約する住居です。
ところで、住居でもなんでもそうですが、品物には経年劣化という現象があります。マンションも、10年20年と経過すると、確実にあちこちが老朽化します。となれば? 当然、売ろうと思ってもその評価額は落ちてしまいます。しかしできる限り、資産としての価値は守りたいと願う住民が100パーセントに近いはず。
この仕事には「マンションの管理~」という業務全般が期待されますが、その背景にはそのような側面もあるのだと認識しておく必要があるでしょう。

※修繕積立金の管理や適切な使用に対しても、マンション管理士は最善の結果を出す必要があります。

◎住人同士の揉め事の解決

これも大きな役割です。何事もないに越したことはありませんが、集合住宅では、どこかで住民間の対立が生まれることは避けられないものです。当事者間で解決できそうにない揉め事に対しては、マンション管理士が積極的に介入することが自然と要求されるのです。

マンション管理士はコミュニケーション能力が必須の仕事だと、近年言及されるようになっていますが、実際にマンション管理士は住民との折衝および管理組合等との折衝の両面で、手際よく事を運ぶ必要があるのです。

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