マンション管理士の勉強法を、どこかに線引きでもしながら探っていくのはいい方法でしょう。
マンション管理士の仕事の幅は広く(マンションの日々の管理業務全般ですから)、試験範囲も広めになります。
マンション管理士の勉強法を探すときに一般人が苦労するのはそのせいでもあります。
それに、区分していくと思いもかけない好ましい点が見つかることもあります。
たとえば、このページで紹介する出題内容については、個人差はありますけど「わりと楽に勉強できた」という受験者がけっこういるところでもあるからです。
「管理」「運営」と書くと、ちょっと意味の広い言葉であいまいに聞こえますけど、実務的な知識を問うところでもあって、難解な言葉が並んでいて、意欲をそがれてしまうという恐れはあまりなさそうです。マンション管理士の試験の中では勉強法も簡単なほうだという人がよくいるくらいです。
管理組合がやっていることを勉強することになる……といっても、もちろん試験ですからまず法律の視点から出題がされます。
(マンションの)管理組合が、法的にどのような定義をされているのかを第一に把握したほうがあとの勉強法がだいぶ楽になります(現職のマンション管理士に一度話を聞くのもいいですね)。
管理組合そのものに関してだけではなく、たとえば管理組合法人やただの管理組合との違いも大事ですし、管理組合の役員や理事会のことも大事です
◎役員については、どんな役員があって、それぞれの権限はどうなっているのか、理事会についてはどのようにして運営されているのかを早めに知ったほうがいいですね。
◎「マンションの管理に関する法令及び実務に関すること」に出てくる、「建物の区分所有等に関する法律」「マンション標準管理規約」等を引用することもおすすめです。
理解が深まる勉強法になるはずですし、マンション管理士になってからもこの知識は役立ちます。